調べ物)死語とイーテック
年末年始に溜まった、巡回先の未読記事に「死語」がいくつか現れたので、正しい意味を調べてみる。
私の普段の認識では、「既に流行らなくなって、使うと恥ずかしい言葉」という意味であるが、はたして・・・。
日常生活における死語(しご)とは、かつて使われていた単語で、今は使われなくなったもの。赤紙、銃後、女子挺身隊のような歴史的事件、洗濯板、日光写真のような生活上の道具、おもちゃで今ではもう見かけることのなくなったもの、写真機、幻灯機のようにカタカナ表記の外来語で置き換えられたものは、多く死語となっている。また流行語が時と共に廃れたものも死語となりやすい。あくまで"日常生活における"死語の解釈であるし、ボランティアベースなので、この解釈以外は間違っているというわけでも無いのでしょうが、ちょっと違ってましたね。
<前言撤回(?) 続きは最後に>
続きを読めば分かるのですが、言語学上の「死語」は、
話者が現在存在しなくなったため実際には使用されていない言語。であり、普通の辞書を引くと出てくるのはこちらの意味のことが多そうです。
このWikipediaの死語の説明中に出てくる、死語の例の一つが「イーテック」。
表記が
イーテック(ETC)となっているにも関わらず、リンク先を読むまでこれが「ノンストップ自動料金支払いシステム」の事だとはさっぱり分かりませんでした。
なお、Wikipediaの記述では、
正式な呼び名はイーテックとなっていますが、愛称としたほうが正確かも知れません。
首都高速道路公団や本州四国連絡橋公団のページには、「イーテック」の記述があるのですが、日本道路公団では全く使われていない模様(サイト検索でヒットしない)。徹底した廃れっぷりです。
と、ここまで書いておかしいことに気づく。
財団法人道路システム高度化推進機構等、「イーテック」の表記を、現役で使い続けているところがある以上、現状のWikipediaの説明で、死語の例としてイーテックを出すのは不適当のような・・・。
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